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2026CNG Japan 2026 speaker JAMSTEC 横浜研究所 talk
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一緒に仕事をしている測量会社の人たちは、自分たちが納品したデータが使われてほしいと思っている。でも、実際のユースケースはまだ少ないという。そこから始まった問いはこうだった——納品されたデータセットは、どうすれば「使われ続けるもの」になるのか。

甲府市の点群は典型的な例だ。1/500 の図郭タイル 2,008 枚が市域を覆っていて、1 枚が 400×300 m、プロダクトごと・タイルごとに 1 つの ZIP、およそ 200 MB。データはオープンで、ライセンスも明確で、丁寧に作られている——ただ、使うにはツール一式を学ぶ必要がある。デザイナーの私には、正直ほとんど扱えなかった。人は使いやすいものしか使わない。だから手順が減れば、ユースケースは増えるはずだ。

そこで実験をした。一つの都市で、二段階。まずブラウザがそのまま開ける形式に変換する。それから、ユースケースが実際に生まれるかを見る。甲府市は 212 km²、ソースの点数はおよそ 96 億——出来上がったのは 13.9 GB の COPC 点群 1 ファイルと、COG の地形 2 ファイル。ダウンロードなし、開いてそのまま歩き回れる。パイプラインでは EPT も Potree も 3D Tiles も試したが、最終的に公開した 2 つは、ちょうど 2 つだけあった「単一ファイル」の形式だった。

公開し続けるコストは? オブジェクトストレージに 18.7 GB、月 $0.28、転送量はゼロ円——年間およそ 3 ドル。しかも何も置き換えない。図郭タイルはそのまま元の場所にあり、その隣にオブジェクトが 1 つ増えただけだ。入口は STAC カタログの URL が 1 本。座標系も範囲もライセンスも出典へのリンクも、その中に入っている。

見てみたいことは 2 つ、どちらも大きな話ではない。すでにあるデータには、隣に cloud-native なコピーを 1 部。これから作られるデータは、最初からこの形で。実は 2 つ目のほうが簡単だ——公開する側も楽になり、使う側も楽になり、みんなにとって良い。国のポータルにはこういう点群データセットがまだ 68 件眠っていて、山梨県の航空 LiDAR だけで 37,926 ファイル・2.6 TB ある。もっと多くのデータがこの形で公開されたら、使う人はずっと増えると思う。